図書館で借りた本レビューです。昨日に引き続き、今日もです。もう返さないといけないので、急いで読みました。
目次
奥野一成さん
奥野さんの講演部分を読みたくて借りたのですが、奥野さんは最後の方のページでした。内容は、サントリーの鳥井信吾さん、ピジョンの山下茂さん、セブン銀行の安斎隆さん、ライフネット生命の出口治明さん、不二製油の清水洋史さん、農林中金バリューインベストメンツの奥野一成さん、京都大学名誉教授の川北英隆さんの7人で構成されています。いずれも京都大学の特別講義です。図書館で特別講義の本を借りる、こんなコスパのいいことはないです。それだけでお勧めです。でも、勉強して身に付かなかったら意味がありません。ほとんどの人が、忘れて身につきません。
私が感じた、いい経営者
「理屈より思い」「素早い行動」「見て見ぬふりをしない」創業者:鳥井信治郎
戦後で食べるに困っている人がいたら、見て見ぬふりしないで炊き出ししていたそうです。そういう精神を忘れてはいけない。この鳥井信治郎さんは『道しるべ』という本を出しています。読んでみたくなりました。
オススメの本
ピジョンの山下さんは、2冊本を勧めています。『働く君に贈る25の言葉』と『それでもなお人を愛しなさい 人生の意味を見つけるための逆説の10ヶ条』です。こちらも読んでみたいですね。
人を選ばない
セブン銀行の安斎さんのタイトルは、「価値を想像しない限り経営とは言えない」でした。その言葉通り、どこの価値を生み出して、万人に受ける経営をするのか?そしていいところを伸ばそうという話でした。問題解決を先送りにしないともいっています。ただね、先送りにしてきたから、今のこの日本があるわけで、取り組まないといけないことはもっとあると思う。セブン銀行に限っては、取り組んできたのでしょうね。
ブルーオーシャン戦略
ライフネット生命の出口さんは、ネットで生保という新しい分野を開きました。このように、他にも競争相手がいない分野を選ぶのが戦略的にいいのです。ここで必要なのはアイデアと分析。もう一つは行動力です。誰もやっていない状態で臨むのがいいのです。競争相手がいるとすぐにレッドオーシャンになってしまいます。
収益性の高い企業
奥野さんまでページが来たらと楽しみにしていたら、なんとYouTubeでやっていた導入の部分の話と同じでした。バリューチェーンをきちんと捉えて、企業価値をつくり、他に参入させないのがポイントだそうです。そこはわかった。「80/20モデル」についても言及しています。「結果の8割は、重要な2割の要素がもたらす」ということです。私で例えるなら、私という人間の2割の重要な部分、例えば海外生活とか英語を話すとかそういうことが結果の8割であると言える。確かに!!これ、iPhoneにも言えますね。iPhoneの結果の8割は重要な要素の2割が影響している。ただ、奥野さんは講演が多いのか、内容を使い回ししている感があるので、他の本にも同じようなことが書かれていそうです。もう奥野さんの本はいいかな〜
京都大学名誉教授
最後の教授の話はもうちんぷんかんぷんでしたね。どの株買ったらいいかって話でした。まとめだけ読みました。京都企業がいいそうです。
京都大学特別講演シリーズは、読めば参加したのと同じことですから、ためにはなりますね。