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岡田斗司夫さん
岡田斗司夫さんと言う人を知っていますか?アニメ好きなら知っている人は多いと思います。その人が2012年に買いた本です。この本は未来を言い当てた本ですね。読めば「書いている通りになった!」と思うこと間違いなしです。
いい人
10年前に書かれているとは思えないほど今を描写しています。私が注目したいのは、貨幣経済社会から評価経済社会へ移行していると言うところです。今までの、いい大学→いい会社→いい家→一生を終える、みたいな社会は終わった。お金で欲しいものを手に入れる時代は終わりました。そうではなく、人を人間性で評価する経済に変わると言っています。その裏付けとして、Googleの採用は「good natured person 」いい人格の人を採用すると10年前に言っているのです。今の就活はまさにこういう評価です。人の評価が高くないと採用されないとも言えます。スキルなどではなく、人の評価が重要です。そしてその評価がお金を産む。シェア文化です。いい人とみんな繋がりたいのですよ。いい人とだけ繋がっていたのですよ。この本には書かれていませんが、例えば希少なワインがあったとします。生産者は誰に売りますか?身近な生産者が思ういい人にまず売りますよね?評価経済はそう言うことです。いい人ににまず回ってきます。いくらお金を持っていても、人間に問題あれば買えない状態になります。貨幣経済なら、買えたでしょうが、評価経済になった今、買えません。
戦略
この本で勧めているのは文字通り戦略です。いい人にならなくてもいいけど戦略としていい人を装うことです。
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マネー経済から抜け出す
戦略として、この順番を推奨しています。最後のマネー経済から抜け出すは、周りにはもういい人しかいない状態で、いい人とだけ集まっているのです。その状態がいい人の最上級です。
どうなるのか?
評価経済で生きるとどうなるか?ですが、今流行りの副業のような多職モデルになると書かれています。人の評判でいろんな仕事をすることになるからです。今の副業ブームを先取りしたかのような内容です。評判がいい人は、どこからでも仕事が舞い込むのです。いい人になれば、仕事には困りません。お金がない人は、いい人になりましょう!!これが近道だと思います。いい人になれば、仕事を頼まれます。
私の経済圏
私はすでに評価経済社会に入っています。もう貨幣経済社会にはいません。このいい人戦略は身に沁みます。納得するところが多いです。戦略ではないけれど、悪口は減るし、人を褒めるので気分もいいし、いいことばっかりです。これからの生き方に迷った方は一度読んでみると面白いと思います。私はこれを読んだ後、『ユーチューバーが消滅する未来』を読みました。こちらもレビューしたいです。