猫山の日記 統合失調症と闘いながら日常を描くブログ

精神を病んだ状態から、安定を求めていくブログです。最近は安定してきたので、幅広い日常についても投稿しています。応援よろしくお願いします。

準備が必要『転職2.0』を読んで

図書館で借りてきた『転職2.0』を読みました。一言で言うなら、変化の時代に準備が必要だなと。

 

著者は、終身雇用が崩壊しつつあり、ジョブ型雇用に変化しつつある今の時代に合わせて、準備を促していると思います。転職するかしないかは、自由だと、最後に書かれています。問題は、会社に何があっても準備できているかいないか?

 

これからの転職に合わせて、以下のことを勧めています。

・転職は自分の市場価値を高める「手段」と考える

・「タグ付け」で自分の希少価値を高める

・目指すポジションから逆算してキャリアを考える

・「シナジー」を基準に仕事を選ぶ

・広くゆるいつながりをつくる

 

この中で、「タグ付け」は、「ポジション」「スキル」「業種」「経験」「コンピテンシー」の5つに分けて、自分を自己分析するといいと書かれています。唯一わかりにくい、「コンピテンシー」ですが、

コンピテンシーとは、ハイパフォーマーに共通して見られる行動特性のことです。コミュニケーション能力、誠実性、主体性、チームワークなどがこれにあたります。

とあり、達成思考があるとか、海外経験とかがこれにあたるそうです。

 

この「タグ付け」をSNSなどでゆるく発信することもお勧めしています。著者はリンクトインの日本代表なので、リンクトインを使うのもありだと思います。

 

わかりにくい、「シナジー」を基準に仕事を選ぶですが、会社で仕事を選ばないのがまず大前提です。ずばっと書かれています。

仕事を会社で選ぶ人の最悪の末路は倒産やM&Aです。

 

親世代には一流企業に入り、有名企業の社員であるという事実だけを拠り所に生きてきた人がどうなったか。外資系企業の傘下に入ったり、大部分の事業を譲渡したりして、全く異なるカルチャーの下で、右往左往している人が多くいるのではないでしょうか。

シナジー」については、

自分がいかにその会社で力を発揮して成果を出せるかどうかという視点です。言い換えれば、個人と会社とがお互いに助け合いながら必要な役割を果たし、相乗効果で成果を出す=シナジーを生み出すということです。

と書かれています。

 

と、まあここまでだと、職務経歴書を「タグ付け」を基に更新して、シナジーを生み出せる会社を見つけるためにリンクトイン(著者の働く会社)で発信しましょうという本の内容になるのですが、その後の具体的な転職活動における注意事項が面白いです。

 

・「いそうでいない人材だけど、多くの企業がほしいと思う人」になる

・自己の希少性を高めるタグの掛け合わせ方

・自分が生み出す”バリュー”を意識する

・仕事外の経験もタグ化できる

最初に「タグ付け」しましたが、同じ会社・同じ役割に居続ける人は、タグが増えていかない。それは、いずれ賞味期限を迎えてしまうと言っています。希少性を高めるためにも、タグの掛け合わせをしていきましょうと提案しています。

 

その他、「業界」か「ポジション」のどちらかを固定すれば、転職は成功すると勧めています。大手企業向きな人、ベンチャー向きな人、外資系企業向きな人、地方企業向きな人など、それぞれの特徴についても書かれていて、なかなか転職についての注意事項が多く書かれています。

 

これは、私の備忘録になりますが、面接時の質問に

「今からどういうスキルを身につければ、御社に入社してから貢献できますか?」

「御社に中途入社した方は、大体どれくらいの期間で最初の成果を出していますか?」

「成果を出した場合、次はどのようなスキルが求められますか?」

「現職では○○といった実績を残しているのですが、これは御社では通用しますか?」

「私は比較的我慢強い性格なんですけども、御社の仕事の負担はどれくらいですか?」

「今の職場では誰とでも親しくなっていますが、配属先はどんな雰囲気ですか?カジュアルな感じですか?」

「現状では平均3~4時間くらい残業をしているんですけど、御社だとどんな感じですか?」

と言った具合に、いい質問まで書いてくれています。これだけでもいい本だと思います。

 

さらにこの本の中で、副業を勧めているのですが、これからの時代は、副業だと私も思います。転職までいかないが、副業を始める。それは本業にもいい影響を与えるそうです。

 

転職は自由で、我慢して働くのはもう古いらしいです。それを前提に、給料だけが嫌で人間関係などがいい場合は、転職を勧めていません。転職して給料だけが上がるだけで、いい人間関係があるかどうかはわからないからです。その他の理由(シナジー)を求めましょうということです。

 

総合的にみると、欧米型のジョブ型雇用がこれから来る。外資系企業のM&Aはこれから増える。同じ会社に居続けられるかは不確定である。なので、準備をしましょうと言うのが、この本の基本になっています。何が起こるかわかっていたら、準備しやすいですね。

 

この本は、紙媒体で購入しようかなと思った本でした。